もしもすんなりなれるなら、消えるのだって早いかも。
新連載(直近1週間)
直近7日間に投稿が開始された作品を、初回投稿日の新しい順に表示しています。
鳶職の浅田和也(20)は、見た目はイキった元ヤンキー。しかしその本性は、ラノベを愛読する極度のビビりだ。
ある日、世界に突如『ダンジョン』が出現し、人類はスキルを獲得する。パニックの最中、和也は 0.000001% の超低確率で、世界の根幹を揺るがす最強の能力を手に入れてしまう。その名も【存在の編集者】──あらゆる物質、魔力、概念の『データ』を上書きし、世界の理を書き換える規格外の力だった。
「こんな最強の力を得たんだ。ビビりの俺は終わりだ。これからは、仲間を守る最強の俺を演じきる!」
和也は、恐怖を隠すために「最強の俺」を演じ、仲間を安全な場所へ送り届けるべく、最初のダンジョンへと足を踏み入れる。
しかし、彼の前に現れたのは、和也の全てを見透かす一人の少女だった。
「あなたのスキルは【存在の編集者】。職業:鳶職さん」
固有スキル【全存在観測】を持つ少女・七瀬雫は、和也の最強の力はもちろん、その偽りの姿さえも完璧に見抜いていた。
ビビりの最強ヤンキーと、全てを見透かす観測者。
これは、0.000001% の奇跡を手に入れた男が、偽りの仮面を被りながら、世界の運命に抗うデバッグ・ファンタジー!
しとしとと雨の降る午後の住宅街。
一人の男がとある家の軒下にたたずみ、向かいの家の窓をみるともなしに眺めている。
その姿が気になって、声をかける。
だが、男は雨に降り込められたのではない、という。
以前、向かいの家に住んでいたことがあり、こうした雨降りの午後に限って、その時の様子が窓の向こうに見える、というのだ。
それを聞いて、私は笑顔をこわばらせた。
というのも……。
──気がつくと、俺は青かった。
正確に言えば、俺の身体が青く、丸っこく、耳も尻尾もついていた。
いわゆる「着ぐるみ」みたいな軽さはなく、毛並みはしっとりしていて温かい。
頬を触るともちもちしていて、爪は引っ込んだり出たりする。
「……本物のオジエモンじゃないか、これ」
自分の声は少し高く、可愛い。
けれど中身は四十路手前の元サラリーマン。
過労死寸前で倒れたはずなのに、なぜ異世界で青いマスコットに転生だ。
混乱しながらも状況を呑み込もうとすると、
視界の端に小さな影が震えていた。
涙目の少年、放っておくなんてできない。
だって、わたしはオジエモンだから!
今朝の出来事です。
割と美味しかったのと、ちょっと笑えることがあったのでエッセイにしました。
「第7回下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ大賞」参加作品です。
台湾有事が発生!?引きこもりニートの俺が何故か徴兵させられる!女性総理をただ応援してただけなのにぃ!
M君と僕との出会いから別れを事実を含めてつつ、少し物語風にまとめていきます。
寒さも激しい12月。
東京の実家を離れ、一人地方で下宿して大学に通う私の元に、明日父親がやってくるという。大学の講義を休み続け単位も取っていない私にはそれが物凄く恐ろしく感じられた。
しかし私は、今更大学に行っていないことには何も感じていなかった。ただ怠惰を叱られるのが怖いのではない。
ではなぜ私は恐怖するのか。
その問いから逃げるように、私は今夜も眠りにつく。
『強い女性が好みだ』と婚約者の侯爵令息トレボールに言われた伯爵令嬢ヴァルジニアは、愛する彼の好みの女性になろうと必死に『強い女』を演じ続けた。
その結果『高飛車で高慢』と悪評がたっても気にしていなかったが、なんと『高飛車で高慢』なのは『好みではない』と婚約破棄を告げられてしまう。
愛する人の裏切りに泣きくれるヴァルジニアだが、翌日には公爵であるローレンスとの婚約が成立しようとしていた。
しかし、ローレンスが彼女に突き付けた婚約の条件は『家庭的な女性』であることで――?
まずは、豆腐を作ったひとに感謝を。
そして、湯豆腐を閃いたひとに感謝を。
遠く、空の彼方で混ざり合う二つの影。
必然と気まぐれが巡りあわせた。
すれ違った時間の渦の中で
朽ち果てても、君の声を信じていた。
もし光を失っても
いつか君が灯してくれた、その胸の炎が希望の破片。
やまない雨。優しく揺れる青い月。
風に揺れゆく慕情を抱いて。
暗闇を貫く紅い瞳。
絶望も孤独も越えて刻まれた印
交わした絆に君を感じて……また巡り合う。
これはメロンを作る魔王が愛する人と築く戦記。
私のキャラの制作バージョン
調査員の貧乏生活の話
行方不明になった祖父から届いた一枚の年賀状。
合い言葉は“雨宿り”。
小さな銀のベルが、私を再び祖父の元へと導いていく―――
雨の日にだけ起きる、ちょっと不思議であたたかい物語。
明日に新学期初日を控える、高校2年生の花川新利。
終電で帰宅したところ、駅には一人の美少女がいたのだが…
――この宝はかつて封じられた戒めの宝。
その宝物(ほうもつ)はどんな願いをも叶えると云う不思議な宝で、世界各地にその宝に似た物が各地にある。
勇者を完膚無きまでに倒したあと、どんな願いをも叶える宝があることを部下に聞き、その封じられた宝を求め、静かに動き出した。
封印を破る危険を知りながら、それでも進まねばならない理由が彼にはあるのだから……
聖女の召喚により王太子から婚約解消されたアリアナ。そして婚約解消した王太子がその場でアリアナに新しい婚約者を勧めてきた。相手は魔術師のハノイ。困惑するアリアナに反し、なぜかハノイは乗り気なようです。
深窓の令嬢・西園寺須磨子は、友人の美佳に誘われて初めて“庶民のお店・しままち”へ降り立つ。
値札の安さに「ひと桁多いとばかり思っておりましたのに……」と驚き、次々と試着しては爆買い。
美佳に「これがしままちプライス!」とツッコまれながらも、須磨子は新しい世界に胸を躍らせてゆく。
その日の午後、西園寺家のサロン。
アフタヌーンティーを楽しみながら、須磨子は美佳との出来事を嬉々として母に語り聞かせる。
母は優雅に相槌を打ちつつ、「あなたも随分と世界が広がりましたわね」と微笑むのだった。
――まだ、この時の須磨子は知らない。
この“初めての外の世界”が、やがて大きな胸騒ぎへと繋がっていくことを。
エリート企業マンは自身の肉体――建物を拡大させるために、ライバル企業マンにタイマン勝負を挑むことに情熱を燃やしていた。ノベルアップ+やアルファポリスにも投稿しています。
主人公の遠山銀四郎は高校生、ある事情で掃除屋をやっている。任務の帰りに暗殺組織のエージェントを名乗る少女と出会い、彼女に協力。しかし銀四郎はテロリストの息子であり、父を否定するために掃除屋をやっていた。それでも少女は銀四郎と敵対し、彼を追い詰める。銀四郎は助かるために彼女たちに協力。はぐれ者の掃除屋、物騒な暗殺組織、怪しいカルト教団が入り混じる三つ巴の戦いが始まる。
※カクヨムにも掲載
夜な夜な美少女ゲームをしていた男子高校生・藤原翔がプレイしていた美少女ゲーム『ラブダイアリー』のヒロイン・桜野桃花として美少女ゲームの世界に転移してしまい、現実世界に帰るためにゲーム世界の主人公と恋愛をする話。
中二病を拗らせた俺。豚と呼ばれ虐められた百瀬、ガリ勉と揶揄された響。
そんな3人が高校デビューをしたら?
新聞記車は有名車のゴシップを執拗に追いかけるスクープ記車であり、現在追いかけているのは新車俳優として人気を博していた有名車が起こした殺車事件についてであった。ノベルアップ+やアルファポリスにも投稿しています。
「アオイロサンタ」と「とある有志による、善き意思の者達の為のクリスマス作戦」ぶりのbooksanta参加作品です。
去年は参加し損ねましたが、今年はまた参加する事にしました。
趣向を変えて、クリスマスをテーマにした小品5つを投稿します。
※pixivに投稿済み
「虹のはじまり、ここにあった」
──幼馴染の拓磨と嵐の恋が走り出す!
夏の終わりの放課後、幼馴染の拓磨に急に手を引かれ走り出した嵐。
息を切らして2人がたどり着いたのは、幼い頃の思い出の場所だった。
願いとキス、青春のきらめきを詰めこんだ瑞々しい恋のはじまりの物語。
平和と安寧を願うものたちの歩みが、ヨーロッパに響き渡る。世界がそれに身をゆだね泥濘の惰眠を貪る。
眠りに抗うもの、眠りを拒むもの。
そのすべてを見る天上の瞳に、人の槍が突き刺さる時、その平和と安寧はたやすく崩壊する。
1942年。人は、それを目覚めの年と言い。
あるものは、崩壊の時と呼んだ。
木曜日の夜、車内で志音と言葉を交わしたアミカナは、本当は何を想っていたのか? 本編では描き切れなかった彼女の心情を描きます。
ロッティは量子力学を愛する、赤毛の天才中学生。
恩師を追ってアメリカから家出し、ギフテッドプロジェクトに参加するはずが――手違いで山奥の水守村へ“山村留学生”として送り込まれてしまう。
八方塞がりの彼女に、母が出した条件は「一年間、この村で暮らすこと」。
慣れない日本の学校生活。
クラスメート・ひかりとの友情、柔道部キャプテン・翔への憧れ。
仲間との衝突や絆を通じて”孤独な天才”から”自分の道を切り拓く少女”へと成長するの姿を描く――青春と自立の物語です。
文化祭の飲食物を食べますわよ! 廃棄処分? その前に私に全部持ってこいですわ!
この作品は原作では悪役女性!の蛇足エピソードです。
鎌倉幕府が滅んだ日、800人が自決した。ただ一人、子を抱いて逃げた女がいた。しかし四日後、彼女はやはり北条だった。
男子高校生宮代セナの彼女が突如死んだ。原因は他殺。鋭利な刃物で身体を何度も刺されたらしい。葬儀に参列することのも許されず。最後に彼女の顔を見ることも出来ないまま、火葬も終わってしまった。警察に事情聴取された日の帰り、幼い日の彼女にそっくりな黒と名乗る少女に出会う。彼女の死の真相を見せてくれるそうだ。その中で、自分を見つめ、彼女の死因に近づいていく中で、セナはある事実を知る。
交通事故で死んでしまった「佐藤」が特に理由も無く、名前がカッコいいからという理由で決めた転生先である「死神」に転生し、成長していく物語。
友人から借りた小説の冒頭は、ヒーローの娘である幼い少女――アイラが殺されるシーンから始まる。
前世、コスプレのイベント帰りに命を落とした私――目覚めた先は、嫌いだった恋愛小説の“ヒロイン”だった。
そして、ここはアイラがまだ生きている世界。
――「このままじゃ、あの子は消えてしまう」
生まれ変わった私は、少女の父親 ハロルド に懇願し、正式な婚約者――“花嫁候補”として屋敷に残り、アイラを守ることを決意する。
その病のせいで、この世界では「白の悪魔」と呼ばれ、光に触れる事もできずに闇で暮らしていたアイラに、私は手を差し伸べる。
帽子と手袋、特別な服――光を避けるだけじゃない、歩く自由を。
眼鏡を与え、本や文字を教え、初めて外の世界に触れさせる。
確実に迫るシナリオの死から逃れる為に、私は足掻く。
ただ、あの子を守りたい、それだけの婚約だったのに。
でも、気づけば私の胸は揺れていた。
“偽りの婚約”は――やがて本当の愛と家族へと変わっていく。
これは、“悪女転生者”が織り直した──呪われた少女と、壊れた家族が再生する物語。
注意※虐待シーン有、ちゃんと最後は救われます。他サイトにも投稿しています。
それはある日の学校の帰り道、霧崎澪はゼノと名乗る青年と出会う。
彼はなんと異世界からやって来た王子様でひょんなことから共同生活を送ることになって!?
慣れない生活に戸惑うもお互い意識するうちに近づいてゆく二人の距離。
しかし、その日常の裏では何やら怪しい陰謀がうごめいていた‥‥。
異世界は、勇者を待ち望んでいた。
だが現れたのは──強すぎて、無自覚で、少しだけズレた現代の若者たち。
最初は祝福と喝采。人々はその力に酔いしれ、国王すら彼らを「救い」と信じた。
けれど、英雄譚は長く続かない。
小さな勘違い、軽いノリ、深く考えない一手が、国の仕組みや信仰、暮らしの均衡を少しずつ壊していく。
それは破壊のつもりなどない。ただの“善意”と“暇つぶし”の延長。
だが世界は、静かに壊れていった。
王は迷い、魔王は冷静に見つめ、民衆は熱狂し、やがて狂信と恐怖が入り混じる。
誰も「この結末」を望んだわけではないのに、歯車は止まらない。
これは、
「英雄」を信じすぎた世界の物語であり、
「無自覚な力」が招く悲喜劇を描く、風刺とブラックコメディの物語。
男の子みたいな女の子
決められない高校三年生の彩奈。 ある夜、居酒屋で出会ったのは、ちょっと不器用だけど優しい唯杏。 ほんの一瞬のやり取りに胸が揺れ、過去と未来の狭間で揺れる心。 未練と情が交錯する、切なくもほんのり温かい青春の物語。
おとなしく綺麗な人にならないと好きな人は別な綺麗な人にとられると学習した私(マリー)。イケメン婚約者がいるもどうせ別の人と幸せになると諦めていた。
またまた行った婚約者のいる騎士団の練習試合で推しに出会う。
推させていだだきますわ!
葵は山で出会った真名喰いの狐、燈狐(とうこ)に真名を奪われてしまう。真名を奪われれば人は死ぬ。燈狐は気まぐれに名を与え、葵を自分の庵に連れていく。雪葉として生かされる葵。雪葉(葵)はだんだん燈狐に惹かれていくが燈狐は雪葉を手放そうとして…。和風ファンタジー。
アステリア王国が魔物災害に揺れる混乱の時代。
名門アステル侯爵家に仕える一人のメイド──リュミエラは、静かで目立たず、従順な少女として知られていた。
だがその正体は、かつて王国が禁忌として葬った対魔兵装計画の唯一の生存体。
魔物すら一人で沈める《最強兵装》であることを、彼女自身だけが密かに抱えていた。
仕える主は、百年に一度の天才と称される令嬢レイシア。
光を泡立てたようなシャンパンゴールドの髪を持つ少女は、政務・魔導・戦術のすべてにおいて王国最高峰の才を備えていたが、あまりに鋭い才能ゆえに孤独を抱えていた。
互いに秘密と孤独を持ちながら、従者と主として出会う二人。
やがて王国を巻き込む陰謀が動き出す中、リュミエラの怪物としての力と、レイシアの光の才は否応なく引き寄せられてゆく。
そして忠誠は、いつしか恋と呼べるものへ──。
僕から見ると、君は揺れているように見えるんだ。
でも君は揺れていないんだ。僕の目がおかしいだけ。
私が聞くと、貴方は一生懸命に喋っているの。
私しかきっと聞こえないわ。私の耳が変だもの。
***
不思議な始まり方から読み始めます。
頭の上に?が多いだろうけど、読めばその?は気づけば涙に変わると思います。
初めての短編小説です。
なんとなくの気持ちで、読んでみて。
冷たい風が裾を揺らした
ねこをかいて共有しよう。
若くして玉座に就いた王・燿昂。
彼は、冕冠の重さに縛られ、誰の前でも素顔を見せられぬ日々を送っていた。
そんな燿昴にも唯一、心を許せるものがいた。
十歳年上の臣・宗義。
二人は互いを愛していた。しかし、これは許されぬ想い。
表向きは王と臣として過ごしていた。
内廷で仕事をする時も幸せだった。隙を見て二人で民に化けて街を歩くことも楽しかった。
だが、王位について数年。病は容赦なく王を蝕み、わずか二十五歳で命を奪いに来る。
崩れ落ちる身体、溢れる鮮血。
忠義か、愛か、国か、ひとりの人か。
宗義が最後に選んだ答えとは――。
これは、王と臣という枠の中で、決して成就せぬ恋を抱き続けた二人の、
静かで、痛ましく、美しい別離の物語。
――――
本作は、ひとつの仮想王国を舞台にした短編集。その第二弾としてお届けしました。
全五編を予定しています。
群像劇としても楽しめる作品になっておりますが、オムニバスとして独立しております。
個々の主人公たちが、どこかで交差し、互いに影響を与えていきます。
主従、親と子、兄と弟といった人間関係が、時として忠義や誇りをどう揺るがすのか。
次作も是非楽しみにしていただけたら嬉しいです。
今日、白い流星を見ました。
その流星を見た瞬間、心が開いたような不思議な感覚がありました。
風鈴の音がする、ちょっと薄暗いお話です。おそらくあまり怖くないと思いますので、ホラーが苦手な方ももしよろしければご一読ください。
ちなみに作者もホラーが苦手です。
私の人生。。。。。。
※タイトル通りです。
「もう遅い。この役立たずめ」それは、政略結婚の相手である夫の口癖。夫は、国王。そして、バカで愚かな男。国は疲弊し、人々の不満が反乱や暴動となり、ついに他国が攻めてきた。それでも夫は、あいかわらず「もう遅い。この役立たずめ」を繰り返す。そして、ついにわたしは夫を裏切る......。
※ハッピーエンド確約。ショートショートです。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。
金が欲しいの。そういう話。
健康オタクの令嬢エリーゼは、聖女の四十肩を治療しただけなのに「腕を捻り上げた」と冤罪をかけられ婚約破棄される。
嫁ぎ先は「冷徹公爵」ギルバート。しかし彼が不機嫌なのは、激務による重度の「腰痛」のせいだった!
「閣下、凝ってますね?」
エリーゼのゴッドハンドが公爵を骨抜き(物理)にすると、彼はとろとろの溺愛夫に変貌し……?
不健康な元婚約者たちが自滅する中、健康第一で愛される整体ラブコメディ。