新連載(直近1週間)

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「虹のはじまり、ここにあった」
──幼馴染の拓磨と嵐の恋が走り出す!

夏の終わりの放課後、幼馴染の拓磨に急に手を引かれ走り出した嵐。
息を切らして2人がたどり着いたのは、幼い頃の思い出の場所だった。
願いとキス、青春のきらめきを詰めこんだ瑞々しい恋のはじまりの物語。

友人から借りた小説の冒頭は、ヒーローの娘である幼い少女――アイラが殺されるシーンから始まる。
前世、コスプレのイベント帰りに命を落とした私――目覚めた先は、嫌いだった恋愛小説の“ヒロイン”だった。
そして、ここはアイラがまだ生きている世界。
――「このままじゃ、あの子は消えてしまう」
生まれ変わった私は、少女の父親 ハロルド に懇願し、正式な婚約者――“花嫁候補”として屋敷に残り、アイラを守ることを決意する。
その病のせいで、この世界では「白の悪魔」と呼ばれ、光に触れる事もできずに闇で暮らしていたアイラに、私は手を差し伸べる。
帽子と手袋、特別な服――光を避けるだけじゃない、歩く自由を。
眼鏡を与え、本や文字を教え、初めて外の世界に触れさせる。
確実に迫るシナリオの死から逃れる為に、私は足掻く。
ただ、あの子を守りたい、それだけの婚約だったのに。
でも、気づけば私の胸は揺れていた。
“偽りの婚約”は――やがて本当の愛と家族へと変わっていく。
これは、“悪女転生者”が織り直した──呪われた少女と、壊れた家族が再生する物語。
注意※虐待シーン有、ちゃんと最後は救われます。他サイトにも投稿しています。

それはある日の学校の帰り道、霧崎澪はゼノと名乗る青年と出会う。
彼はなんと異世界からやって来た王子様でひょんなことから共同生活を送ることになって!?
慣れない生活に戸惑うもお互い意識するうちに近づいてゆく二人の距離。
しかし、その日常の裏では何やら怪しい陰謀がうごめいていた‥‥。

決められない高校三年生の彩奈。 ある夜、居酒屋で出会ったのは、ちょっと不器用だけど優しい唯杏。 ほんの一瞬のやり取りに胸が揺れ、過去と未来の狭間で揺れる心。 未練と情が交錯する、切なくもほんのり温かい青春の物語。

おとなしく綺麗な人にならないと好きな人は別な綺麗な人にとられると学習した私(マリー)。イケメン婚約者がいるもどうせ別の人と幸せになると諦めていた。
またまた行った婚約者のいる騎士団の練習試合で推しに出会う。

推させていだだきますわ!

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葵は山で出会った真名喰いの狐、燈狐(とうこ)に真名を奪われてしまう。真名を奪われれば人は死ぬ。燈狐は気まぐれに名を与え、葵を自分の庵に連れていく。雪葉として生かされる葵。雪葉(葵)はだんだん燈狐に惹かれていくが燈狐は雪葉を手放そうとして…。和風ファンタジー。


アステリア王国が魔物災害に揺れる混乱の時代。
名門アステル侯爵家に仕える一人のメイド──リュミエラは、静かで目立たず、従順な少女として知られていた。
だがその正体は、かつて王国が禁忌として葬った対魔兵装計画の唯一の生存体。
魔物すら一人で沈める《最強兵装》であることを、彼女自身だけが密かに抱えていた。

仕える主は、百年に一度の天才と称される令嬢レイシア。
光を泡立てたようなシャンパンゴールドの髪を持つ少女は、政務・魔導・戦術のすべてにおいて王国最高峰の才を備えていたが、あまりに鋭い才能ゆえに孤独を抱えていた。

互いに秘密と孤独を持ちながら、従者と主として出会う二人。
やがて王国を巻き込む陰謀が動き出す中、リュミエラの怪物としての力と、レイシアの光の才は否応なく引き寄せられてゆく。

そして忠誠は、いつしか恋と呼べるものへ──。

※タイトル通りです。
「もう遅い。この役立たずめ」それは、政略結婚の相手である夫の口癖。夫は、国王。そして、バカで愚かな男。国は疲弊し、人々の不満が反乱や暴動となり、ついに他国が攻めてきた。それでも夫は、あいかわらず「もう遅い。この役立たずめ」を繰り返す。そして、ついにわたしは夫を裏切る......。

※ハッピーエンド確約。ショートショートです。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。

健康オタクの令嬢エリーゼは、聖女の四十肩を治療しただけなのに「腕を捻り上げた」と冤罪をかけられ婚約破棄される。
嫁ぎ先は「冷徹公爵」ギルバート。しかし彼が不機嫌なのは、激務による重度の「腰痛」のせいだった!
「閣下、凝ってますね?」
エリーゼのゴッドハンドが公爵を骨抜き(物理)にすると、彼はとろとろの溺愛夫に変貌し……?
不健康な元婚約者たちが自滅する中、健康第一で愛される整体ラブコメディ。

『ルカ・フェンリル』は、ある日階段から落ち頭を打ったことで前世の記憶が甦る。

前世では、神尾瑠夏(かみおるか)という女性で、超面食いのアイドルオタクだった。

しかし今の自分は、プラチナの髪と薄氷の青い瞳を持つ誰もが振り返るほどの超絶美形。にもかかわらず、もとのルカは自分の容姿に強いコンプレックスを抱え、その美貌を隠して生きていた。

「この容姿を生かさないなんて、勿体ない!」

これは、前世の記憶を思い出したルカが、アイドル活動に挑み、恋に仕事に大騒ぎしながら駆け抜ける――ドタバタラブストーリー。

「顔色が悪い病人は、俺の隣にふさわしくない!」
伯爵令嬢セレナは、婚約者である「不敗の英雄」レオナルドから婚約破棄を言い渡される。
常に顔色が悪く、咳き込んでばかりのセレナ。しかしそれは、レオナルドが戦場で受けるはずの「致死量のダメージ」や「苦痛」を、彼女が身代わりとなって引き受けていたからだった。
役立たずと罵られ、捨てられたセレナは、彼とのパスを切断して王城を去る。

王立学院の卒業前夜祭。
公衆の面前で、王太子ユリウスは婚約者である公爵令嬢エルシアを断罪した。

「そなたとの婚約を破棄する! 庶民の娘セレナをいじめた罪だ!」

一斉に向けられる軽蔑と憐れみの視線。
しかしエルシアは、青ざめるどころか静かに微笑む。

「……では、こちらからも一つだけ。私も、殿下との婚約破棄を望んでおりました」

実はエルシアは、噂の「悪役令嬢」とはほど遠い性格。
前世でプレイしていた乙女ゲームそっくりの世界だと気づき、処刑エンドを避けるため、こっそり事件を未然に防ぎ続けてきた有能令嬢だった。

そして彼女には、この3年間で積み上げた「証拠書類」が山ほどある。
セレナの素行、王太子の問題行動、取り巻きの違反行為……全部、日時と証人つきで。

公衆の場で一気にぶちまけられる真実。
ざまぁ展開に会場が凍りついた、その時。

「安心しろ。君を悪役にはさせない」

エルシアの味方として現れたのは、隣国アルスター帝国の皇太子アレクシス。
彼は以前からエルシアの行動を調べ、ひそかに「次の妃候補」として狙っていて……?

「君が自由になったなら、今度は私の婚約者になってほしい」

婚約破棄から始まる、隣国皇太子の過保護な溺愛と、悪役令嬢の引退宣言。
ざまぁ込みだけど、最後は甘々多めの短編異世界恋愛です。

魔王への貢ぎ物として差し出された王女は、慰み者になる前にチェスでの勝負を申し出た。

「現実の戦では強いのに、こんな小さな盤面では女一人打ち崩せないのですね」

煽られた魔王は、プライドに賭けて完膚なきまでに倒すことを誓う。一刎で飛ぶ細い首を切れない。吹けば飛びそうな姫にどうあがいても勝てない。そうして対戦を重ねていく内に、次第に二人は心を通わせていき…。

不器用な優しさの魔王×賢く強かな王女。
二人の勝負の行方は、互いの種族を超えて奇跡を起こす。

初公開:2019/6/27:pixiv(ID:user_ngmn7723)、重複掲載:2025/12/4:小説家になろう(ID: 2989350)、カクヨム(ID:@yuu-sakura)

著作権は放棄しておりません。
ご利用の際は必ず、作者名およびURLを、分かるように記載してください。
配信等、金銭が発生する場合、必ず、私への報告と、作者名、URLの表記を分かりやすく記載していただくようお願いいたします。
方言、性別変更に伴う言い回しの変換は可能です。
内容が変わらない程度のアドリブも可能です。

クリスマスの深夜、男の部屋を訪ねてきたのは、酔った幼馴染の女。
彼女にとって彼は「気楽に頼れる友達」でしかない。だが、男にとって彼女はずっと特別な存在だった。
繰り返される「彼氏との喧嘩→駆け込み避難」の構図に、ついに限界を迎えた男は――。
友情と恋情の境界線が崩れる瞬間、二人の関係は大きく揺らぎ始める。

木枯らしが吹き始めそうな初冬の日。私のお弁当に入っていた走りのイチゴを見て、皆が驚いている中、隣の席の男の子は羨ましそうにじっと見つめていた……。

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十年間、奇跡を起こせなかった聖女エミリシアは、王太子に追放された。
辺境の村ミューレンベルクで静かに暮らし始めた彼女は、若き領主レオフィリスの優しさに触れ、心の平穏を取り戻していく。
ある日、村で疫病が発生。
子供たちの命を救いたい一心で祈った時、ついに聖女の力が目覚めた。
その後、王都から助けを求める使者が現れる。
追放した王太子とその婚約者候補リディエッタが、禁術の反動で倒れたという。
エミリシアは命を救うため王都へ向かうが、二人の完治は不可能だった。
全てを終え、彼女はレオフィリスと共に愛する村へ帰る。

ざまあは微ざまあな感じかも
あんまりギャーギャー喚かないタイプ(喚けないともいう)

 中学二年生の鈴元日芽香は成績が優秀な美少女。そのため、学校中の男子からは大人気で、何人かに告白されていたが、ずっと前から好きな人がいると言って断っていた。幼馴染の大鈴孝も日芽香に思いを寄せているが、なにもかもが平凡な自分が告白しても振られるのではないかと悩んでもいた……。

 中学生の北原遥香は心優しいが、優しすぎるあまり困っている人を積極的に助けに行ってしまうことが多いため、周囲からは女子として見られない。
 幼馴染の大野琉生は優秀そうな見た目をしてドジっ子。お互いがコンプレックスを抱いていることを知り、遥香はコンプレックスを抱えている自分たちを変えようと提案する。

日曜早朝、インターホン越しに告げられた言葉──「中央警察署です」。
中島宗介・29歳は突然、痴漢の容疑で逮捕され、手錠をかけられたまま留置場へ連行される。妻れむは混乱し、宗介の“過去の前科”を初めて知らされ、言葉を失う。
無機質な六畳の留置場で、冷たい弁当と白湯、隣の独り言だけが時間を刻むなか、宗介は5日ごとに謎の「過去への転移」を経験する。そこで初めて知る、両親の不仲の理由、自分が幼少期に小児ガンだった事実、母が宗教に依存した深い闇。
面会で変わりゆく妻、崩れていく家族、そして自分の中の“見たくなかった感情”。
20日目、宗介は究極の選択に迫られる──
すべてを知ったまま0歳から人生をやり直すか、
不完全なこの“今”を生きるか。

小柄で華奢な令嬢リリーナ・ヴァルデン。
生まれつきの怪力を持つ彼女は、その力が原因で婚約破棄され、家を追放されてしまう。

途方に暮れる日々――と思いきや、怪力を活かして町で活躍するうち、あっという間に名声を得て成り上がっていく。
そんなある日、皇帝レオンハルトに才能を見込まれ側近に任命され、次第に距離を縮める二人。

過去の元婚約者の嫉妬も乗り越え、試練や陰謀を共に切り抜けた先に待つのは、皇帝陛下からの告白と溺愛――。
小柄だけど最強な令嬢の、笑いと恋と成り上がりの物語。

近未来、AI管理下のハイテク都市、臨空市。人々は突如現れるワンダラーの脅威に晒されていた。

夕菜は、そのワンダラーを駆除するハンター。そんな彼女の前に事故で死亡とされていた兄マヒルが帰還する。

優しさと冷徹さを併せもつマヒルは、夕菜を危険な仕事から遠ざけるため、過剰な独占欲と束縛で彼女の自由を奪おうとする。

愛と自由、そして命が交錯する都市の戦場で、二人は兄妹でも他人でもない、排他的で危険な関係へと足を踏み入れるーー。


 シンディーは、苦手な野菜が夕食に出てこなかったことについて「愛ですわ~」と言ってニコニコとしていた。

 結婚式が終わってすぐ「君を愛することはない」そう言われたシンディーだったが、事あるごとに愛情を感じていた。

 それを眉間にしわを寄せた夫のエリアルが論理的に反論するというのが日常だった。

 愛を否定しつつも、たまの休日に二人は城下町デートに繰り出したのだった。

 とある芸能事務所社員・藤崎ハヤトは「アイドルは数字だけじゃない」と上司に噛みつき、左遷先として売れない三人組アイドルの寮管理人兼・専属見習いマネージャーに。
 クールなセンター・カオリ、人懐っこいビジュアル担当・アヤコ、儚げな歌姫・ラムと共同生活しながら、「トップアイドルに育てるまで帰ってくるな」というムチャ振りに挑む。
 売れないユニットの成り上がりと、新米マネージャーの成長、そして仕事と恋心がごちゃまぜになる、ちょっと危ない寮生活ラブコメ。

ーー物心ついたばかりの頃、私は姉を姉だと認識することができなかった。家族に覚える親しみから乖離した“それ”を、芽生えたばかりの自我に深く刻まれた。
 生まれた時からきっと、わたしは手遅れだったのだろう。

 静かな姉と優しい妹が静かにその一線を超える短いお話です。

俺は幼馴染の沙奈と同じ中学に進学した。
お互い部活を決めて、青春を謳歌していた。
沙奈の前に憧れの先輩が現れて、俺たちの仲はギクシャクし始めて…

国の為に感情を殺し、完璧な王太子妃であろうとしたフローラ。しかし婚約者の心は、可愛らしいだけの男爵令嬢に向いていた。
傷ついたフローラの唯一の心の支えは、顔も合わせぬまま心を交わした文通相手。
ある夜、王太子から無慈悲な婚約破棄を突きつけられたその時、会場の扉が開かれる。
「君の全てを、私が受け止める」
国を捨て、地位を捨て、ただ一人の女性として愛される幸せな逃避行が今、始まる。

今、これを読んでいる者たちには到底想像し難いだろう未来の世界。
そこでは、人口過多を是正するために行われた《選別》が行われている。
そんな残酷な世界での、1人の少年と1人の少女のお話である。

※ムーンライトノベルズからの改稿版です。

 ただただ流されて生活する25歳のおひとりさまの藤原 姫奈乃(ふじわら ひなの)
世界で1番の好きなものは「クリスマス」

 今年も楽しみにしていたクリスマスマーケット。そこで再会したのは中学から大学まで一緒だっだ九条 晴(くじょう はる)だった。

 「口説いてもいい?」甘く低い声でからかうように口を開く彼。
 これは恋の始まり?

 イケメンなモテモテで有名だったあの九条くんと、真面目であどけなさの残る姫奈乃。

 ちょっとSっ気のあるイタズラな王子様との恋愛ストーリー。

☆他サイトにも掲載中


 ロレッタは婚約者のジュードに、新月の集いという若年層の貴族たちの集まりに誘われていた。

 しかし、断って舞踏会に残る。

 その集まりは複数人で天体観測をするというものであり、その話を知った妹は、ロレッタと違って自分ならば付き合ってあげるし、もっと尽くせると口にする。

 けれどもその新月の集いには裏の顔がある。それは複数人と乱れて体を重ねるのを目的とした集まりであるということだ。

 そしてすでに王族に目をつけられていて、ジュードは導火線に火のついた爆弾のような存在だった。

 そんな彼に、妹は手を伸ばした。


歴代最強の「聖なる力(筋力)」を持つ聖女マリアベル。彼女は自分の怪力を「神の加護」だと信じて疑わない。 凶悪なドラゴンを素手で殴り倒し、岩盤をちゃぶ台返しする彼女を、周囲はドン引きして遠巻きにする中、騎士団長だけは彼女の筋肉美に陶酔していた……という筋肉ラブコメです。

学校で天使と呼ばれている少女は、旅先でも俺に甘えて、甘やかしてくれる。
「私、嘘をつくのが下手なの知ってるでしょ。だから、これからもずっと甘やかしてくださいね。」
「俺もあんたを愛してる、優奈。」
これは、学校で『天使』と呼ばれる少女が、家庭に深刻な問題を抱えながらも、ひとり暮らしを始めたことで本当に求めた家族を手に入れる、ラブコメの物語。

*この作品はカクヨムのコンテストにも参加しています。よければ、そちらも応援よろしくお願いします。
https://kakuyomu.jp/my/works/822139840596903261

 京都市内の公立校、明城高校に通う一年生の男子生徒・霧崎陶夜は鬱々と日々を過ごしていた。

 すると、そんなある日の帰り道――風情漂う穏やかな路地裏を進む最中、ハッと気づく。これが、それまでまるで見覚えのない路だったことに。そんな困惑の中、路地裏を抜けると辺り一帯がハッと光に包まれる。そして、徐々に光が消え陶夜の前に現れたのは、未だ光に包まれたまま神聖な雰囲気を纏う白の鳥居で――

*当作品は、小説投稿サイト『エブリスタ』『カクヨム』『アルファポリス』にて掲載しております。

前世の小説の世界だと気がついたミリアージュは、小説通りに悪役令嬢として恋のスパイスに生きることに決めた。だって、ヒロインと王子が結ばれれば国は豊かになるし、騎士団長の息子と結ばれても防衛力が向上する。あくまで恋のスパイス役程度で、断罪も特にない。ならば、悪役令嬢として生きずに何として生きる?
そんな中、ヒロインに発現するはずの聖魔法がなかなか発現せず、自分に聖魔法があることに気が付く。魔物から学園を守るため、平民ミリアとして副業で聖女を始めることに。……決して前世からの推し神官ダビエル様に会うためではない。決して。

 冬の放課後、いつもの帰り道を並んで歩く「僕」と彼女。
 別れ際の「じゃあ、また明日」は、当たり前のように続いていく合図だった。
 木枯らし一号が吹いた日、彼女はふいに冗談めかして問う。
 「ねえ、もし、明日いなくなったら……どうする?」
 強い風にその言葉の続きがさらわれたまま、僕はうまく答えを返せないーー。

とても大事な予定がある、高校一年生夏休み最初の土曜日。

可愛らしく着飾った美少女クラスメイトが同じ電車に乗っていて、周囲の視線を集めていた。そんな彼女が駅で迷っているところを目撃したのだが、彼女は男性と話をしたがらない性格なので話しかけて道を教えてあげようか少し悩んだ。とはいえ困っている彼女を放置は出来ず、塩対応される恐れはあったが声をかけてみた。すると彼女は真摯に対応してお礼を言ってくれたのだが、何故か教えた方向と逆方向に歩き出す。

彼女はそれからも何度も道を間違え続けるのだが、周囲の力を借りてどうにか目的の方向へと進んで行く。その先に辿り着いた目的地が俺と同じ場所だったのだが、まさか彼女は俺の大事な予定に関係する……





カクヨムにも投稿

※イジメの描写とそれに対する激しい復讐のシーンがあります。ご注意ください。

 聖女の力が発言したクレアは神殿で修行の日々を過ごす、そして17歳となり、修行から戻ると、愛する双子の妹フェリシアは変わり果てた姿になっていた。部屋から一歩も出ることもなく、食事も取らず、ガリガリになり、虚ろな目をするフェリシア。
 その原因は貴族学校での過酷なイジメだった。

「フェリシアを壊したゴミどもを、私が浄化してあげる」

 聖女として浄化の力を持つクレアが復讐を開始する――。

ユーニスはブチ切れていた。外で婚外子ばかり作る夫に呆れ、怒り、もうその顔も見たくないと離縁状を突き付ける。泣いてすがる夫に三行半を付け、晴れて自由の身となったユーニスは、酒場で思いっきり羽目を外した。そこに、婚約解消をして落ちこむ紫の瞳の男が。ユーニスは、その辛気臭い男に絡み、酔っぱらい、勢いのままその男と宿で一晩を明かしてしまった。
互いにそれを無かったことにして宿を出るが、ユーニスはその見知らぬ男の子どもを宿してしまう… ※先に投稿した短編作品の長編版になります 主にざまぁの追加がメインです※

同じ学校に通う先輩が、特別に好き。 (※重複投稿作品)リィズ・ブランディシュカ

花街の中見世、「花籠楼(はなかごろう)」の筆頭女郎、牡丹。若くしてその名を継いだ当代の「牡丹」は、「女郎」という演技を完璧にこなし、生きてきた。親友でもある同輩、蓮見(はすみ)は、そんな牡丹を穏やかに見守っていた。ある日、蓮見が起こした思いがけない事件を契機に、牡丹の価値観は少しずつ揺らぎ始める。──かつての「吉原」をモデルにした、架空の花街のお話です。ここではない、どこか別の世界ということで、異世界ジャンルに置きました。

〜登場人物〜
・山崎結衣
 本作のヒロイン。山崎弘・美佐子夫妻の長女。19歳の女子大生。美白な肌と綺麗な茶色のロングヘア、美脚、丸い小顔が特徴。普段は青いワンピースを着ている。そのスタイルの良さから少しだけ女優として活動している。腹は引き締まっているように見えるが意外と肉質で柔らかい。弟の意義人とは仲良しだが、よく喧嘩もする。

・山崎意義人
 山崎弘・美佐子夫妻の長男で、結衣の弟。17歳の男子高校生。結衣と比較すると地味な顔立ちだが、似ている部分もある。姉と喧嘩して心無い言葉を吐いてしまうこともあるが、守ってあげたいとも思っている。

・山崎弘
 山崎義郎・文枝夫妻の長男で、結衣と意義人の父。年齢は45歳。容姿は、眼鏡をかけた地味な丸顔で、髪は少し薄く、小太りである。愛娘の結衣を溺愛しており、意義人に厳しくあたってしまうことがある。

・山崎美佐子
 田辺寛夫・優美子夫妻の長女で、結衣と意義人の母。年齢は42歳。顔は結衣と似ているが、結衣よりほんの少し面長。髪型は、若干ウェーブがかかった茶髪。優しい性格で、娘と息子を平等に愛し、子供達の意見を尊重できる母親。

どうやら私は恋愛物語のモブ令嬢に転生するらしい。
「いや、なんでモブ令嬢??」
こういうのってヒロインか、せめて悪役令嬢なんじゃないの?
ヒロインの恋路を邪魔するつもりも、当て馬になんてなるつもりもない。
私は私。
物語のシナリオなんて追いかけない。
だって、人はそれぞれ、自分が主人公の人生を生きているんだもの。

≪毒花ヒロイン×冷徹宰相≫リュシアンヌは毒花と言われる令嬢だ。婚約破棄された夜、一人立ち尽くしていると、冷徹と言われる宰相、フェリクスが手を差し伸べる。フェリクスは、リュシアンヌの毒花と言う仮面に隠された脆さを見抜いてきて? リュシアンヌが幸せになるストーリー。

────『お姉さんと、遊ぼうよ』

夜の駅、人気のない広場。
怪しげな少女に、僕は捕まった。

高校一年生の十五歳、天城日向。
彼はいわゆる、『不登校』と呼ばれる存在だった。

そんな彼が夜の街を散歩していると、一人の少女に出会って────?

一人の少年が色んな『夜遊び』を通して、大人になっていくまでの物語。

スローペースです。まったりやります。

この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。

カクヨムにで先行連載中。

恋愛・青春を題材にしたショートストーリーを書いています。
不定期ですが、ふと思い付いた時に書きます。

キラキラしていた雪が、青空のまま雨に変わるという奇妙な天気の日、雨宿りに入ったカフェはとてもファンタジーで不思議な空間で。

コンセプトとカフェと思った私は出されたミルクティーを飲んでしまったけれど、それよりもヤバイのは……。
 

ラジオ大賞応募作品。『雨宿り/風鈴』
1000文字の話に挑戦してみました。

彼女の目は、赤かった。
街の人々はそれを「不吉の印」と呼び、路地裏に追いやった。暴力に耐え、飢えを凌ぐ為に力を使った。
「存在そのものが罪」とされた少女――ルミア。
彼女の赤い目には、人を癒す魔力があった。
でも、誰もそれを「奇跡」とは言わず、「異端」と呼んだ。ある日、彼女は、路地裏で捕まった。
暴力を振るっていた者たちを知らない少年が止めてくれた。そして――。
「凄いよ、お前。本当は手助けするつもりだったのに、自分で立ち上がったじゃん」その笑顔は、少年らしさと力強さに満ちていて――。
それが、彼女が明るい場所に、一歩踏み出した瞬間だった。少年・キアンの導きで、ルミアは、少し離れた所にある村の外れの薬草園へとたどり着く。
そこには、知性と温かさを兼ね備えた薬屋・エレナがいた。☆勢いです。もう完結まで頑張ります。

理不尽に仕事を奪われ、王都を追われたメイドのリリア。
使用人募集の貼り紙を見て行った先に待っていたのは、荒れ果てた城と寡黙で不器用な辺境伯爵アレクだった。

初対面は冷淡に見えた伯爵だが、彼の心には確かな温かさがあった。

リリアが本領を発揮し、
一晩で城の仕組みを整えると――

「君が働いている姿を見ていると……胸が、ざわつく。」

それは不器用な彼の静かな独白。

辺境で見つけた“新しい居場所”と、
溺愛に満ちた恋が動き出す。

優しい兄を心から慕っていた。
だからこそ、近頃違和感のある兄の様子に疑問を抱くようになった。

「どうしてお兄様はあの人が嫌いなの?」

なぜ、あんなにも優しい兄が、結婚相手には冷たく接するのかということに対して。



妹視点で進む、政略結婚をした二人の話です。

婚約者である公爵令嬢を疎んで、平民を選んだ王太子の話です。百合要素あります。

スマホゲームだけが生きがいの大学生、冥堂陽翔はある日バイト先に現れた謎の女性客からVチューバー「ときわ坂舞香」の存在を知らされる。
そのときの彼は考えもしなかった。
彼女の存在によって、これからいかに自分の平穏な生活がかき乱されるかということを。