あらすじ
受験を控えた女子高生・上田京香は、
ある日突然、戦国武将・真田幸村に憑依される。
毎晩見る大坂の陣の夢。
部屋に転がる六文銭。
そして――「そなたから離れられぬ」という宣告。
幸村が現れた理由は、ただの怪異ではない。
彼自身ですら確信できない“復活の条件”の裏で、
ある名僧の思想が、現代の言葉と制度を使って再び国を縛ろうとしていた。
現代に蘇った徳川家康。
宗教団体「SHINTOU」による“新たな日本統一”。
それは銃や刃ではなく、正しさと世論で人を従わせる統治の計画。
――止めなければ、また雪の夜が繰り返される。
十分間しか使えない憑依。
使いすぎれば、心と魂が削れて戻れなくなる代償。
それでも京香は、普通の人生を捨てきれずに葛藤する。
戦う理由は、世界のためでも歴史のためでもない。
――「後悔しない選択をしたい」それだけ。
戦国武将と女子高生が紡ぐ、
現代憑依バトルファンタジー、ここに開幕。