あらすじ
英雄に憧れながらも、平凡なスキル【器用貧乏】しか持たなかった少年。
何をやっても平均以上――だが、決して一流には届かないその力は、冒険者として致命的だった。
「便利だけど、いなくてもいい」
そう評価され、パーティーからも追放される日々。
それでも彼は諦めなかった。
あの日見た「英雄」の背中を、どうしても忘れられなかったから。
誰にも期待されず、報われることもなく。
ただ一人でダンジョンに潜り続ける毎日。
だがある日――
限界の先で、彼のスキルは覚醒する。
【器用貧乏】は【万能】へと変貌し、
これまで「中途半端」だったすべての能力が、常識を覆す力へと昇華されていく。
剣も魔法も探索も、すべてを極める異端の存在。
だがその力は、世界の均衡すら揺るがすものだった――。
これは、無能と呼ばれた少年が、
すべてを手にし、「英雄」へと至る物語。