あらすじ
エスメラルダの婚約者である王太子アルバートの腕には、瞳をウルウルとさせている女性がしがみついていた。
そして婚約を破棄したいとエスメラルダに告げる。
浮気の二文字が頭に浮かんだが、彼は続けてこう言った。
「彼女は虐待を受けているらしいんだ! 私しか寄る辺がなく、暴力をふるわれ、食事は日に一度、パーティーの時には屋根裏部屋に閉じ込められて、こんなことってないだろう、不憫でならない!」
だからこそ、そうして婚約破棄して彼女を囲い込むことでしか救えないからと続けた。
ちなみに浮気なんてそんなエスメラルダを裏切るようなことは一切していないらしい。
彼は、あほはあるが、倫理観だけはしっかりとしているあほ王子なのだった。