あらすじ
王室主催の舞踏会で一人壁の花となっている伯爵家令嬢キャサリンは、突如現れた婚約者である第三王子ルーオンから婚約破棄を告げられる。
ルーオン王子の隣には、上目遣いで彼を見るセザンヌの姿。
彼女は以前よりキャサリンに様々な嫌がらせをしていた。
全てを察したキャサリンは、婚約破棄を受け入れる。
しかしセザンヌの要望で、キャサリンは伯爵令嬢の肩書きなしで、一年間の期限で隣国の王城で働き、一年後のルーオンとセザンヌの結婚式に出席せよと命じられた。
隣国アルタレール王城に着き、馬車から降りたキャサリンを迎えてくれた人はいない。
代わりにひそひそと話す声に迎えられた。聞こえよがしに発せられるトゲのある言葉。
どこからか婚約破棄のことが広まっていたのか、誰かが意図的に広めたのか。
その上、アルタレール王国の国王が気難しい人だと噂で聞いていたキャサリンは、不安を胸に抱く。
これは壁の花が隣国で幸せを掴むまでのお話。
著作者:藤乃 澄乃 無断転載・無断複製・無断使用は固く禁じます。