あらすじ
子爵家の娘イースは、幼馴染のロイに想いを寄せていた。
十年以上積み重ねた想いを告白するが、振られてしまい、故郷を離れて田舎で一人で暮らすことを決める。
そんな彼女は、ある日森で血まみれの男を見つけた。
瀕死のその男が、驚くほどロイに似ていることに気づいて、命を対価に要求を差し出した。
「助けてあげる、だから私の言うことを聞いてね」
助けた男を好きな男と同じ金髪に染めさせて、彼の影を重ねて男と日常を過ごす。
一方、金髪に染められた男、エルは、山賊としての過去を持ちながらも、彼女の優しさや献身に心を揺さぶられ、彼女に対する感情が日に日に強まっていく。
二人で猫を飼い穏やかな日々を過ごしていたが、かつて彼女を振った幼馴染のロイが現れる。
「僕の代わりを用意するほど僕のことが好きだったなら婚約しよう」
エルが「本物が現れてよかったな」と言い、エルと彼女は──……。
登場人物
・主人公 イース・グローア 十八歳
グローア子爵家の次女
・エルドル・スティル 二十一歳
瀕死だった山賊
エルと呼ばれる本来は赤毛の男
・ロイヴ・グレンストール 二十歳
グレンストール子爵家の息子
ロイと呼ばれる金髪の男