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ある日、日本各地で原因不明の爆発が発生する。 火も煙も残さず、人だけが消えるその現象には、ひとつの共通点があった。 爆発の直前、必ず誰かがこう口にしている―― 「だるまさんが転んだ」。 人々は本能的に止まる。 だが、止まれなかった場所、動こうとした意思を持った場所だけが消えていく。 政府も専門家も説明できないまま、社会は「動かないこと」を強制され、都市機能は崩壊していく。 逃げることも、考えることも、危険になる世界で、人は何を選ぶのか。 残るとは、生きることなのか。 原因も正体も明かされないまま、この国は静止した恐怖に覆われていく。