あらすじ
七日間だけ、もう一度会える――
でも、その代償として、大切な人との記憶は少しずつ失われていく。
透は“死神”と呼ばれる存在。
泣けない心を抱え、失った妹のことを胸に刻みながら、人々の七日間を見守っている。
少女、青年、母と子……それぞれの最後の願いを叶える日々。
喜び、後悔、赦し、愛――
人々の心の揺れに触れるたび、透自身も少しずつ揺れ動く。
そして、透の前に現れた七歳の妹・小春。
天然で元気な笑顔に包まれた七日間は、笑いと涙、そして春の匂いに満ちていた。
最後に交わされる「ありがとう」と「こはる日和」の言葉は、
読者の胸に温かく、切ない余韻を残す。
愛する人を守りたい――
その想いが織りなす、奇跡と感動の物語。