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―― ヤマト国、佐世保の山奥。―― かつて水の鬼の王であった水梨伊鈴は、遠く諏訪の地から伝わってくる“異変”を感じ取る。 それは、特に鬼の王たちの力の根源に連なる“何か”が、再び動き出した気配だった。 同じ頃、“ポンコツ三柱”と呼ばれる神々もまた異変を察知し、独自に動き始める。 彼らが口にする「いづるの中身」とは何なのか。 そして、その名が示す“かつての出来事”とは――。 ―― 物語は、遥か太古の時代へと遡る。―― 世界がまだ定まらなかった頃、源初の神々は高天原を築き、無数の世界を生み出した。 やがてその理想郷は、“とある祖神”の行動をきっかけに大きく揺らぎ始め、やがて理想郷をも巻き込む争いへと発展していった。 それは後の時代に語り継がれることのない、ある“始まり”の記録だった。 なぜ“とある祖神”は動いたのか。 なぜ神々との関係は変質していったのか。 そして、その出来事は現代の鬼の王たちに何を残したのか――。 この小咄は、夏の章(8月編)その16の直後から始まる、遥か遠き過去の断章である。
この小話は、佐世保で"また"一悶着が起き、それが終わって少し後、宮中で起きた他愛のないやり取りを垣間見たものである。 ※今回は、"夏の章その25"の終了後の話となっています。