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高校二年の春。 初瀬慶(はつせ けい)は筋金入りの“めんどくさがり”男子。 やる気ゼロ、省エネ全開の彼は、教卓の目の前という最悪な席から新学期をスタートさせる。 そんな慶の前に、中学からの友人・虎太郎が現れ、開口一番――「俺、彼女できたんだよね」。 しかも相手は、学年の美少女・三咲麗奈。 平凡で怠惰な日常が、まさかの一言で大きく揺らぎ始める。 新学期の始まりは、面倒と恋の始まりでもあった——。
面倒。 全部全部面倒。 息をするのも食べるのも時として寝るのさえ面倒。 でも、一番面倒なのはこのくだらない矜持だろう。 十何年とあのゲームをやり続け、一度として枯らしたことはなかった。 あぁ、わかっているよ。 これは現実、ゲームとは違う。 面倒極まりない事実だ。 このままこの腕の中に潜り込んで振り返らなければ一番楽なんだ。 それでもこの矜持が、それを許さない。 あぁ、なんてめんどくさい。 「仕方ないから、助けるよ。まぁ、恩返しとでも思っててよ」 何もかもが面倒だと言う生き物シロと何もかもが愛おしいのだと言う世界樹レナーロク。 これは物語。 世界樹の世代交代に失敗した現実で覚悟を決めた誰かの物語。 ――――― 練習兼ねた初投稿です。 あちこちころころ変わります。 しょっちゅう思い付きで書き直す可能性が高いです。 世界樹に会うまでが長い。