あらすじ
中学に入学した日、
俺は一人の少女に出会った。
名前は、春山ユラ。
それが――すべての始まりだった。
話しかけることすらできなかった俺は、
ある日、夢の中で一人の少年に出会う。
「ジュン」と名乗るその存在は、
俺とは正反対だった。
彼に背中を押されて、
俺は初めて「好き」を伝えた。
だが、その時間は長く続かなかった。
「私、転校するの」
何も言えないまま、
俺は彼女を見送った。
そしてその日から、
夢の中の“ジュン”は、少しずつ消えていった。
数年後。
逃げるのをやめた俺は、
自分の道を選び、会社を立ち上げた。
その場所で、
再び彼女と出会う。
もう一度、あの場所へ。
すべてが始まった、あの島へ。
「今度こそ、ちゃんと伝える。」
これは――
言えなかった「好き」を、
もう一度届けに行く物語。