あらすじ
※ギャグです。婚約破棄物を書きたかっただけなのに。
婚約破棄の理由は「考えすぎる女は、愛せぬ」だった。
セーレン王国北部、ラヴォワ領の三女エリシア。
第五王子にあっさり婚約を破棄され、令嬢は開き直った。
「いいでしょう。では、愛を“考え尽くして”みせますわ!」
以来、彼女は哲学サロンを開き、
『愛とは魂の幾何学』『恋は理性の試練』など他の令嬢たちに説く。
なぜか、人気サロンだ。王家は頭を抱え、ひとりの騎士を送り込む。
隣領の次男で王立騎士団の班長、ロウラン・ヴァルド。
任務はただ一つ、「令嬢が暴走しないよう監視せよ」。
……だが、恋の理論は想定外だった。
「ロウラン殿、あなたの理性を試しても?」
「……それは職務妨害です」
理性の鎧を脱がせようとする令嬢と、
理性で愛を守ろうとする騎士。
哲学は恋を語り、恋は理性を壊す。
“恋は論理に非ず、剣に似たり。”
危険思想が今日も、美しく爆発する。