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白い首が、宙に浮く。 ――それが、この村の「守り神」。 春の祭礼。 人々に崇められる少女・清乃は、 首が伸びる妖怪――白首姫だった。 昼は笑う。 皆を安心させるために。 けれど夜は―― その首で、恐怖を振りまく。 嫉妬する妖怪たち。 距離を取る村人たち。 誰にも触れられないまま、 少女は「守るため」に怪物であり続ける。 「……私は、どんどん嫌われていく」 それでも、ただ一人。 巨大な影の妖怪――金剛院大入道だけが、彼女のそばにいた。 これは、 怖がられることでしか生きられなかった少女が、 “恐怖”を“笑顔”へ変えていくまでの物語。