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「ごきげんよう、蛮族」 「ごきげんよう、宗教狂い。わたしのお姉さまを蛮族と呼んだな。死ね」 乙女たちが立木に木刀を打ち込む朝の猿叫が、澄みきった青空にこだまする。 大神オーディンのお庭(ヴァルハラ)を夢見る乙女たちが、今日も修羅のような笑顔で、背の低い門をくぐり抜けていく。※ 恐れを知らない心身を包むのは、返り血の目立たぬ真紅のマント。 不意打ちを受けぬように、得物や流派を悟らせないよう、体軸を揺らさずに歩くのがここでのたしなみ もちろん、出血ギリギリで逃げ去るなどといった、はしたない生徒など存在していようはずもない。 「貴女、尺骨が曲がっていてよ」 「お姉さま、誤チェストでごわす」 次回もヴァルハラで会いましょう。 ※入り口が狭いのは一度に多勢の侵入を防ぐ為でござる。
王太子から寵愛された聖女が自殺した。理由は王太子に婚約者がいたことだとされる。聖女の死に疑問を持つ教会は異端者審問官を差し向ける。彼は聖女の侍女が何を知っていると考えて取り調べを始める。