ページ:1(2件表示) / タグ一覧へ
君は眠りについたまま、ずっと目をさまさない。
「愛」とは、無駄なもの。 公爵家の令嬢として、そして財務卿ヴィクトール伯爵の妻として、エルゼは「完璧な人形」であり続けた。 二人の間に流れるのは、効率的な業務報告と、冷ややかな沈黙だけ。 しかし、友人との何気ない会話をきっかけに、彼女は禁断の「無駄」に手を伸ばす。 一輪のアネモネが、色を失った夫婦の世界を静かに変えていくーー