あらすじ
メデルは高森朝雄(原作)・ちばてつや(画)によるボクシング漫画の名作「あしたのジョー」の主人公、矢吹丈のモデルだったとも言われている。これは矢吹丈がカウンターを主武器とするバンタム級ボクサーであり、彼が目標とする世界チャンピオン、ホセ・メンドーサがまるでエデル・ジョフレを彷彿とさせるパーフェクトボクサーであったことなど、いくつかの類似点が見受けられることによる。その一方で、矢吹丈と同じく右クロスカウンターを芸術の粋にまで高めたWBA世界J・ライト級チャンピオン、小林弘をモデルとする説もあるが、小林はハードパンチャーではないことやどちらかといえば無骨で地味なキャラクターだったことを考えれば、野性味と気高さを併せ持ったメデルを原型に小林の要素を加えた融合体というのが一番しっくりくるのかもしれない。やはり「あしたのジョー」の連載されていた昭和四十二年から四十八年にかけて「ジョー」と言えば、ボクシングファンの頭に浮かぶのはジョー・メデルだったに違いない。