あらすじ
君はきっと、僕の翼なんだね。君がいると、少しだけ遠くまで行けるよ。
※本作はBLですが非常にライトな内容なので、純粋に青春小説としても楽しんでいただけると思います。
――春から始まった出会いが、 やがて世界へと羽ばたく力となる。
中学校の入学式の日、ぼくは「知らないこと」がたくさんあることに気づいた。
好きって気持ちも、守られることも、まだよくわからない。
でも、【杜山颯太】くんと出会って、少しずつ世界が広がっていった。
これは、ぼく【澄野湊】が「言葉にならなかった気持ち」を、少しずつ言えるようになるまでの話。
静かな季節の物語。
中学入学した春、新しい制服にまだ馴染めない湊は、いつものように母親の冷たい言葉に傷つく日々。
「触れられること=怖いこと」 その認識が、人との関わりを恐れて自分を追い詰めてしまう。
しかし、そんな湊にまっすぐに寄り添う颯太の存在が、湊の世界を少しずつ変えていった。
そして二人は互いの弱さを受け止め合い、小さな恋を育てながら、受験、進学、そして未来への選択に向き合っていく。
やがてその思いは世界へと羽ばたく大きな力となっていく。