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火や熱気を司つかさどる赤鬼族の王である朱雀門カイと、水や冷気を操る青鬼族の姫君である青龍寺ユウは幼い頃から決められた婚約者同士である。 2人には、どうしても共に生きていかなければならない理由があったのだ。 ────だが、その理由をくつがえす方法を見つけたユウはカイにこの2人を縛りつけていた婚約の破棄を申し出る。 何故なら、彼女は本当に彼が大好きだったから……
「この結婚は祖父がみまかるまでだ」祖父同士の昔の約束で、都会の男と結婚することになった辺境の娘マリエ。 彼女は視覚に少し不思議な事情を抱えながらも、生来の勤勉さで夫に仕えようとしていた。そんなマリエを夫となったエヴァラードは面白みのない娘だと決めつける。 しかし、マリエにも心の奥に隠した秘密があるのだった。一つ屋根の下、あまりに遠い夫婦の距離。二人の心が交わる時はいつ? 2014.6 アルファポリス様にて書籍化されました!