あらすじ
名峰三郷岳を望む人口一万三千人あまりの旗咲町に、新しくスノーボードチームを立ち上げようとする人々がいた。
しかし、夢の実現の前には数々の壁が立ちはだかる。
町や団体との調整、既存の組織とのしがらみ、そして地域社会における理解と協力。
小さな一歩を踏み出すことが、いかに大きな意味を持つのか――それが静かに描かれていく。
本作は情熱を持つ大人たちが関わり合い、子供達が仲間と共に成長し、挑戦を重ねる姿を描く青春劇であり、同時に地域再生の物語でもある。
スノーボードの技術的な描写は緻密で、競技や指導に携わる者の参考にもなる。
そして哲学的な問いや人間の在り方を映し出す言葉が、雪の物語に深みを与えていく。
一人ひとりのキセキが、町の未来と重なり合う――。
これは、スノーボードを通して描かれる成長と再生の記録である。