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伯爵令嬢リリエラはただの平凡で貞淑な娘で、婚約者であるルシアンともそれなりに仲良くやっていた──はずだった。彼女が14歳で国の象徴たる「水の聖女」に覚醒するまでは。ルシアンは強大な婚約者の力と比べられる生活に嫌気が差して、次第にリリエラに辛く当たるようになり、ついには自暴自棄になって一方的に婚約破棄を言い渡してしまう。翌日、傷心のリリエラに条件付きの再婚約を申し出ようとしたルシアンだったが、そのときにはすでに、王太子ダリウスが彼女に求婚するため訪れていたのだった。