あらすじ
「杉崎、明日から倉庫管理だ。異論は認めん」
同期のミスを押し付けられ、横領の疑いまでかけられた営業事務の私、杉崎真昼。
犯人は「泣き落とし」が得意な中途採用のエリカ。彼女の嘘を信じた上層部に、私は居場所を奪われた。
「――無様だな」
そう吐き捨てたのは、営業部の冷徹エース・久我チーフ。
彼も私を見限ったのだと思った。けれど、残業中の私の手元に彼が置いたのは、ブラックコーヒーと『管理者権限のUSB』。
「泣き寝入りなんて許さない。徹底的にやるぞ」
え、久我さん、私を助けてくれるんですか?
これは、口下手な事務職の私が、実は過保護な冷徹上司と手を組み、全社会議の場で嘘つき同期を完全論破するまでの記録。
「俺の隣はお前以外ありえない」
……待ってください、その溺愛はログに残っていません!