あらすじ
短編の「神様の箱庭〜創造神誕生〜」を基に、連載(長編)版に書き直した作品です。
『イレス、覚えておいて。其方が存在するという事は、私の姿が無くとも私は生きているという事を…』
「想像」が「創造」を生み出す。そして、その想像を創造出来る者が「創造神」となる…
真っ暗な世界にただ一人。自分が何者で何故存在するのかも分からなかった。しかし、ある事をきっかけに真っ暗な世界から抜け出し、想像と創造を楽しむ様になる。創造神アンゼスの誕生だ。そして、そのアンゼスが創造した最高傑作が「イレス」。自分にそっくりな器(体)を創り、知識を与え長い時間を共に過ごすうちに、今まで知らなかった「感情」が芽生え始める。更には、創造神を名乗る者が現れ神界で騒動を起こす。
その騒動には「感情」が大きく関わっていた。感情が齎す不思議な力。新しい発見にワクワクすると同時に、ある「恐れ」も感じる。全てのものに寿命がある様に、創造物である「イレス」にも寿命があるのでは…そもそも自分に寿命はあるのだろうか…。
真っ暗な世界から抜け出した「喜び」、仲間が増える事でイレスにとって自分が唯一無二でなくなる「怒り」と「哀しみ」、仲間が増える事で新たな想像が生まれる「楽しみ」、イレスを…何かを「愛おしい」と思う気持ち。様々な感情が芽生える事で、アンゼス自身にも変化が。
寿命がないイレス…つまり創造物であるイレスを、アンゼス同様の存在にする事がアンゼスの究極の目的となり、その研究の為の「箱庭」という異空間を幾つも創り実験する。
果たしてアンゼスは、答えを見つけられるのか…