あらすじ
森で魔物を狩っている
オークの群れを狩る
三匹目のオークが倒れた。血塗れの剣を拭おうとした瞬間、森の奥から低い唸り声が響く。木々の間に、さらに大きな影が五つ、六つ。罠だったのか―包囲されている。逃げ道は、もうない。
背中を木に押し付け、剣を構え直す。疲労で呼吸が荒い。魔力もほとんど残っていない。オークたちがゆっくりと距離を詰めてくる。その中央に、一際巨大な個体。首には人間の頭蓋骨を連ねた首飾り。族長か。
奴の手が上がった。合図だ。一斉に襲いかかってくる―その時、横から矢が飛んできた。
矢はオークの族長の肩に突き刺さった。怒号が森に響く。木の上から黒装束の人影が飛び降り、背中合わせに並んだ。