あらすじ
幸せじゃない人間を、回収する仕事。
近未来。政府は“幸福指数”を可視化するため、全国民に「幸福値センサー」を義務装着させた。
幸福値が一定未満になると、自動で通報が入り、幸福省・廃棄局の職員がその人物を回収する。
回収された人々は、「再調整施設」で“幸福”な笑顔に修正されて戻るという――建前だった。
主人公・雨宮修司は、その廃棄係。
誰よりも冷静に“不幸な人間”を処理してきた。
だが、ある日AIが異常検知を出す。
《対象:雨宮修司。幸福値:−12》
修司は、自分が回収対象になったことを知らされる。
そして、幸福省の上司は笑顔で言う。
「おめでとうございます、修司くん。
あなたも、ようやく“幸福”になれるんだね。」