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二週間かけて綴った切実な長文。彼女から返ってきたのは、記号ひとつの返信だった。 「文字打つの、苦手なんだよね」 そう笑う彼女が、別の男へ長文を送っている姿を見るまでは、その言葉を信じていた。 俺の言葉は、届く前に死んでいた。 一か月の無音を経て、再会。言葉を紡ごうとする彼女の前で、俺は静かにスマホの電源を落とす。 最後に送ったのは、彼女が一度も使ったことのない、無機質なスタンプ。 立場は逆転し、今度は彼女が、届くはずのない返信を待ち続けることになる。 【AI補助利用】