あらすじ
地方紙の小さな記事から始まった違和感。
男性の遺体が見つかったアパートの居住者は、行方不明の女性――篠原余白。
だが語り手は知っていた。
同じ名前の女性が、二十年前にも「殺害された」と報道されていたことを。
過去の記事はどこにも残っていない。
代わりに浮かび上がったのは、心霊番組に出演していた相談者の記録。
悪霊の仕業と片づけられたその体験は、ストーカー被害の告白だった。
調査を進めるほど、語り手の記憶と日常は侵食されていく。
そして、次に報道された「行方不明者の名前」は――。
名前と記録に飲み込まれていく人間を追った、モキュメンタリーホラー。
File01~File09までで完結します
1日3回更新で3日で完結予定です
全体で言えば1万字程度の短編です