あらすじ
少女たちは、
痛みと涙と輝きのリングへ――。
プロレス団体「PWS(プロレスリング・スターダスト)」は、
“夢半ばで引退した元レスラー”天城星弥が社長を務める、
新進気鋭の女子プロレス団体。
そこで行われるのは、華やかなショーではない。
落ちれば終わり。
立てなければ未来はない。
プロレスラーを志す少女たちが“人生を賭けて挑む”本物の世界だ。
そんなPWSの門を叩いたのは、
平凡で、臆病で、何の才能もない少女――
星屑さやか。
彼女はただ一度、
英雄・皇あまねの試合を見ただけで人生が変わってしまった。
「――あんなふうに輝きたい」
その一心で挑んだ入門オーディションには、
全国から集まった100名の少女たち。
しかし、待っていたのは
立つたびに関節が軋むランニング、
涙と汗が床に落ちる基礎練習、
そして心をえぐる“地獄の選別”だった。
鬼トレーナー・黒岩剛の厳しすぎる査定。
理不尽なほど冷酷な悪役レフェリー・黒輪クロウの“闇の目線”。
そして、優しくもすべてを見透かす天城社長の評価。
心が折れ、仲間が脱落し、
同期の怪我と挫折が少女たちの心を揺さぶる。
それでも――
さやかは逃げなかった。
才能で勝るライバルたち……
天才アイドルレスラー・ティアラ☆キャンディ。
冷静沈着な武芸者・星緋いぶき。
怪我の傷を抱えた飛翔少女・ノエル。
それぞれの闇と夢がぶつかり合う練習生編。
命をすり減らすプロテスト。
そしてデビュー後に待ち受ける新人戦、トーナメント、敗北、遠征……
やがて少女たちは気づく。
プロレスは技の綺麗さだけではない。
観客の声も、痛みも、
リングに立つすべてが“人生”なのだと。
「君は何のために戦う?」
「あなたの光を、見せてみなさい」
天城社長の問いかけは、
少女たちの心の奥底に眠る“本当の自分”を暴き出す。
涙して、恐れて、傷ついて、
それでも――立ち上がる。
少女たちは強くなる。
やがて“星”になるために。
これは夢の物語ではない。
夢と闘志で夜空を切り裂き、“星として輝く”少女たちの物語である。