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政府は“国家の生産性”を上げるため、国民の1日を最適化する法〈日次編集法〉を施行。居眠り・寄り道・無駄話……「非生産分」は日付ログから削除され、個人の一日は平均「21時間」に“編集”される。運用を担うのが〈タイムスタンプ警察〉。取材班は内部資料、通話記録、削除ログを入手するが、人々の記憶は消えないのに日付だけが短くなる“齟齬”が全国で発生。やがて「編集漏れの3時間」を持つ少女、「過剰に編集された男(今日が14時間)」、そして“編集できない一日”が浮上する。時間を切ることで、誰が助かり、誰が壊れるのか。冷笑で描く、時間行政モキュメンタリー。
都市伝説検証で伸びていた配信者・ミオは、廃病院から“生中継で一晩過ごす”企画に挑む。午前2:14、配信は途切れ、彼女は行方不明になった。残ったのは断片的なアーカイブ、視聴者コメント、救助要請の通話、スポンサーとのメール、そして“誰が撮っているのか分からない”数秒の追加映像。番組取材班がログを再構成していくと、コメント欄に本人らしき書き込みが現れる――投稿時刻は事件の「翌年」。観る側と観られる側が反転するなか、「最後のライブログ」が示した“受け取り方”こそが結末を決めていた。