あらすじ
【キャッチコピー】
名を失っても、英雄は歩き続ける。
【あらすじ】
親友を助ける代償は、“ふたりの思い出”だった。
小学生の光輝( こうき )は、風邪で休んだ親友・碧( あおい )を見舞う途中、「ブラボー、助けてくれ」と書かれた謎の紙切れを拾う。
“ ブラボー ”---親友だけが呼ぶ光輝のあだ名。
その名の導きの先にあったのは現実の隙間に存在する“ 喋るタコスたちの店 ”だった。
彼らは告げる。
碧は異世界に迷い込んだ、と。
救う方法はただひとつ。
“虚空の神殿”で、ふたりにとって最も大切な思い出を代償に差し出すこと。
思い出を失えば、自分は自分でいられなくなる。
それでも、光輝は選ぶ。
---親友を救うために。
“ブラボー”という名に支えられながら、少年はやがてその名前すら手放すことになる。
これは、名を失った英雄が、それでも前に進む物語。
"名のない英雄"―――それでも、僕は笑った。