あらすじ
--西暦2400年
300年前、化石燃料や食料などの物資資源を目的とした月の民による侵略と地球軍との激戦の果て、勝利を収めたのは地球だった。だがその影で、敗残兵の子孫たちは「月の血」を理由に迫害を受け続けてきた。
ここはネオ横浜・シティ。夕陽ヶ丘高校に通う二年生、レイ=ヴァレンタインは、現在ダンス科に所属する17歳。彼はパフォーマーを夢見ながら、知られたくない秘密を抱えていた。
それは、自身が迫害された月の民の子孫であること。そしてもうひとつ――7年前、天才バイオリニストとして数々のジュニアコンクールを総なめにし、未来を嘱望されながらも、ある事情から突如として人前から姿を消した伝説の奏者が、自分自身であるという事実だった。
その秘密を知る幼なじみのステラ=バッカニア。彼女もまた月の民の子孫だった。ピアノを愛し、レイと同じ夕陽ヶ丘高校の音楽科で学ぶ彼女は、レイに寄り添いながらも秘めた想いを胸に抱き続けていた。
そんなある日、ひょんなことからレイは高校の仲間たちと共に、時代を彩る超人気トップシンガー、セナ=フォスターのライブでバックダンサーを務めることに。
そこから彼の運命の歯車は大きく動き出す。音楽とダンス、そして血に刻まれた過去の宿命が交錯し――青春と愛、そして未来を懸けた物語が始まろうとしていた。