あらすじ
出会ったあの日から、競技場での勝利、悔し涙を流した喧嘩、三度の骨折による挫折――
テイオーは数々の困難を乗り越えながら、大好きなトレーナー・如月海翔のそばで夢を追い続けてきた。
小さな頃、無邪気なテイオーは「トレーナー!!」と叫びながら顔に飛びつき、耳と尻尾をくっつけてスリスリするほど愛情を示していた。
それでも、海翔はいつも微笑みで応え、彼女を支え続けた。
卒業と共に二人は距離を縮め、やがて結婚。
日々の練習、勝利の歓喜、挫折の悔しさを分かち合った絆は、ますます深まっていった。
そして迎えた新婚旅行——
東京の街角、夜景、浅草の老舗カフェ、レインボーブリッジ。
旅の締めくくりは、如月の愛車1980ps・最高速度320マイルのRX-7での湾岸線ドライブ。
アクセル全開でハイパワーロータリーの咆哮が夜の湾岸線に響き渡り、回転数上昇とターボ過吸音の中、風と光と速度の渦に二人だけの世界が広がる。
テイオーは過去の挫折を思い返しながらも、海翔への感謝と愛情で胸がいっぱいになる。
海翔の笑顔に包まれ、甘くてスリリングな夜を共に駆け抜ける——
これは、出会いから結婚、そして二人だけの特別な夜までを描く、愛と速度と絆の物語。