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周囲は言う。あなたためだから、と。それ本当に私のためですか?両親は外交官としてほぼ海外に赴任している。私は祖父母に育てられ、領地は叔父が代官として治めている。最初は何も問題なかった。祖父母の考え方が時代錯誤で化石みたいに凝り固まったものだと気づくまでは。叔父の裏切りから段々追い詰められていく。私が私のために生きていくには?
辺境伯の令嬢ジャクリーヌは悩んでいた。 見目だけは褒められるがボンクラの兄が、とんでもない経歴の下級貴族の少女を連れてきたからだ。 何でも、叔父夫婦に家を乗っ取られていいようにこき使われ、挙句売り払われる寸前を拾ってきたらしい。 真実の愛だと言って。 哀れな境遇かと思いきや、少女はかなり不審な行動を取り始める。 兄についてきた割には、愛していないように見えたり、地図にもない禁忌とされる湖へ行きたいと言い出すのだった。