あらすじ
遥か昔──世界は、調和をもたらす太陽の神と、秩序を見守る月の神に守られていた。
だが時代が移ろい、人々の“マブイ(魂)”が濁り始めたとき、
月の神は祈りを失い、深い孤に沈み、影へと堕ちてしまう。
太陽の神は涙を呑み、愛しき姉妹を救うため、
自らの神性と「ニライのマブイ」を犠牲にして封じの儀を行った。
──あれは、終わりではない。始まりだった。
神の座を降り、ひとりの人間として生まれ変わった太陽神。
時は流れ、昭和初期の沖縄・斎場御嶽で、
“言葉を持たずして未来を視る”謎めいた赤子が発見される。
その少女はやがて、
忘れられた神話と現世をつなぐ「運命の鍵」となってゆく。
そして今──
封じられた影が揺らぎ始め、
静かに眠っていた神の記憶が目を覚ます。
これは、マブイに託された希望の系譜。
“マブイロスト”本編へ繋がる、失われた神代の物語。