あらすじ
大商会《ベルノルト商会》で雑用同然に働いていた青年商人レインは、利益を出せない無能として追放された。
だが彼には、生まれつき商品や素材の『本当の価値』が見えるスキル【相場視】があった。
見えるのは、今の値段ではない。
その品が「本来いくらで取引されるべきか」、そして「将来どれだけ値が跳ねるか」だ。
周囲からはガラクタ扱いされる傷物の剣、濁った魔石、割れた宝珠。
誰も見向きもしないハズレ品ばかりを買い集めたレインは、追放先の辺境町で小さな店を開く。
すると彼が仕入れた『ハズレ品』は、実は国中が探していた当たり品だった。
安く買って、高く売る。それだけで終わらない。
レインの店には、行き場のない品も、行き場のない人間も集まり始める。
これは、商才なしと見捨てられた青年が、
『見る目』だけで最強の店を作り上げる成り上がり商人物語。