あらすじ
九州の地方都市・川北市で、ツアー会社経営者・山田都志春が火山で不可解な死を遂げる。事件を追う刑事・大山鷹一郎は、遺体が握っていた謎の人形や、不自然な事務所の記録から、自殺ではない可能性を疑う。一方、大山のパートナーで私立探偵の白水かおるは、奇妙な夢に導かれるようにハワイへ渡り、日系ハワイアンヒーラーのロバートや広沢紫音と出会う。
かおるは自身が北条政子と毘沙門天の転生であること、そして日本神話の火の神カグツチとハワイの火山神ペレの因縁が現代に甦っていることを知る。調査が進むにつれ、山田の死の背後には、国際的な違法資源取引と、正体を偽った黒幕の存在が浮かび上がる。
やがて熊代商事で大爆発が起こり、カグツチの力を宿した敵が姿を現す。かおるはペレと毘沙門天の力を覚醒させ、大山もまた源頼朝の転生としての力に目覚める。二人は力を合わせ、破壊を司る火の神カグツチと最終決戦に挑む。神話と現実、過去と現在が交錯する中で、怨念と因縁は清算され、世界は再び均衡を取り戻していく。