あらすじ
人類が銀河へ進出して四千年。
いまや新造不可能となった星間航行艦〈星炉船〉は六隻だけとなり、その一隻一隻が大貴族の覇権を左右する時代となっていた。
皇帝崩御をきっかけに、巨大政体『汎銀河帝国』は揺らぎ、大貴族たちは二陣営に割れ、銀河規模の内乱へと突き進む。
そんな中、辺境ロス128星系の第一惑星ロス128bで存在しないはずの船が発見される。
それは記録にも残らぬ『七隻目の星炉船』。
重税に苦しむ若者スバルたちは密かに船内へ潜入し、そこで四千年にわたり沈黙していた人工実存マザーと出会う。
一方、星系外縁では星炉船同士の艦隊戦が火蓋を切り、戦場は大混乱に陥る。
七隻目の船の覚醒、銀河に秘められた人類史の断片、そしてマザーが語る“選択”とは――。
辺境から始まる一話完結の戦記SF。