あらすじ
かつて、ファンから「激闘王」とまで讃えられながらも、時代とともに忘れ去られた男がいた。
総合格闘技の黎明期――命を懸けたリングで、彼はその名を刻んだ。だが、数奇な時代の流れに抗うことができず、日の目を見ることはなかった。
時は流れ、日本総合格闘技再興の時代――すでに現役末期にを近づき、表舞台から消えつつあった男に一本の試合オファーが届く。
相手は、若手のホープ。名声、技術、破壊力と才能を併せ持つ、まさに「時代の申し子」だった。
それは、すべてを失ってなお貫く、“誇り”の戦い。
過去も未来も背負ったまま、男は最後のリングへと歩み出す。勝敗では語れない、魂の一戦が、いま始まる。