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シドニーで暮らすグラフィックデザイナーの綾は、容赦のない夏の午後、港のベンチで足を止めていた。 仕事にも、この街にも、うまく馴染めているのかわからないまま過ぎていく日々。 偶然隣に座ったエマという女性が差し出した一本の水をきっかけに、二人は言葉を交わし始める。 デザインの仕事、異国で暮らす息苦しさ、肌をさらして笑う人々への戸惑いと安らぎ。 メッセージを交わし、ビーチを歩き、手を繋ぎ、恐れながらも近づいていく距離。 恋と呼ぶにはまだ脆く、でも確かに心が触れ合っていく時間。 そして二人は一緒に暮らし始めて一緒に生きていくことを決めた。