ページ:1(1件表示) / タグ一覧へ
心を閉ざし着ぐるみを脱げなくなった女性と、彼女の孤独を光に変える天文台の案内人が織りなす、一夜限りの冬の奇跡。 対人関係に疲れ、自分の殻としてクマの着ぐるみに閉じこもってしまったツバキは、冬眠し損ねた迷子のように屋上で立ち尽くしていた。 夜の案内人であるカワムラは、彼女の不器用な正体を知りながらも、冷たい吐息を光の粒に変える魔法のような景色を夜空に見せていく。 自分の心に残る確かな熱に気づかされたツバキは、勇気を持って毛皮を脱ぎ捨て、新しい朝の光へと歩き出す。