あらすじ
追放貴族アルフレッドは、異端スキルを「生き延びるための牧場運用」に転用する。
辿り着いたのは、人の気配すらほとんどない辺境。
瘴気に汚れ、食べ物も水もままならないその地で、生き延びるためにアルフレッドが選んだのは――戦うことではなく、徹底した「運用」だった。
作れば崩れ、放置すれば腐る。
扱いを間違えれば命取り。
それでも彼は、手元のスキルで生み出せる“空っぽの素体”ホムンクルス(空)を、鮮度・ロス・動線・保存といった工程に落とし込み、淡々と拠点を整えていく。
……だが、真面目に生存のための最適化をしているだけなのに、外から見ればどうしても怪しい。
噂は勝手に膨らみ、吟遊詩人の歌は勝手に神話を作り、気づけばアルフレッドは「辺境を救う異端者」みたいな扱いになっていく。
これは、禁忌っぽいスキルで“ほのぼの牧場運用”しているだけなのに、なぜか伝説になっていく異端者の開拓譚。
カクヨムでも掲載予定です