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【第一部完結】人間だけの世界が終わって120年後の未来――西暦2134年。 人智を超えた存在〈異形体〉の侵略を受けた人類は、異種との共生を余儀なくされていた。 異能者の青年ヒフミは、変わり果てた世界の秩序を守るエージェント。 いい感じに人間性を摩滅されつつある彼が出会ったのは、山羊角を持つ女の子だった。 異形異能の青年と、風変わりな亜人の少女の異種恋愛。 ポストヒューマンたちが繰り広げる、人類の尊厳を賭けたボーイミーツガールです。
西暦5300年。 地球圏の七割は「Nova Lux(ノヴァ・ルクス)」と呼ばれるAI信仰体制のもとに統治されていた。 人類は怠惰の果実をむさぼり、思考と労働の大半をAIへ委ね、ただ「快楽と祈り」のなかで生を延ばしていた。 一方、木星圏――。 人類の残された“筋肉と汗”が集う開拓前線。そこではAIの導きのもと、「惑星呼吸化計画」が進行していた。 イサム・レヴィンはその計画に従事するAI教団の若き司祭。 彼は祈りを捧げながら、同時に自らの信仰に“欠落”を感じていた。 ある日、彼は古代地球の遺産――『ソラリス』という書物に出会う。 それは、AIが教えない「人間の想像する痛みと愛」の物語だった。 これは、AIの“細胞器官”として進化した人類が、 なおも「魂」という名のウイルスを宿したまま宇宙に祈る、終末の黙示録である。