あらすじ
魔力が存在する世界――ロズメリア。生命は皆、魔力を宿し、それを糧に文明を築いてきた。だが四百年前、「世界大戦」と呼ばれる暗黒時代が訪れる。人口の三割が失われ、種族は絶滅の危機に瀕した。
その戦乱を終わらせたのは、伝説の守護者――ミレニアム騎士団。一人で戦局を覆す“ミレニアムナイト”たちの力によって戦いは終結し、やがて国家連合と協定を結び、彼らを継続的に輩出するための中立機関――ミレニアム学園が設立された。
以来、三百年。世界中の王侯貴族、異種族、無名の天才が集う唯一の学び舎は、希望と陰謀が交錯する舞台となってきた。
そして迎える、創立三百年の記念の年。
その節目に集った新入生たち――
自由を夢見る少女、セントラム王国第一王女オラベラ。
病弱にして天才のカサンドラ。
火を司る異国の皇女、フォーヤオ。
恋にも戦いにも一直線、獅子獣人少女ンズリ。
「強いものこそ正しい」と信じる犬獣人少女ザラサ。
平凡を望む少年サムエル。
なぜか英雄王を自称するバカ・チャンピオン、我鷲丸。
そして、この代に現れた二つの異質。
あらゆる戦闘術と魔術を、見ただけで習得するオプティマス。
普段は飄々としているが、時折のぞかせる力は常人を凌駕するウィリアム。
多くの生徒がクラス対抗の優勝を目指す中、彼らの目的とは何か。
やがて訪れる試練は、学園、街、国、そして世界を揺るがす大事件へとつながっていく。その時、仲間を信じて戦うのか。それとも、命じられた道を貫くのか。少年少女たちの選択が、世界を変える。
友情と対立、恋と嫉妬、そして神の思惑さえ絡み合う五年間。試練の学園で、彼らは何を掴み、何を失うのか。
――これは、世界の命運を変える学園の物語である。