あらすじ
「これ、もう一段いっちゃう?」「いいじゃん、デカい方が面白いし」
ギザのピラミッド、ナスカの地上絵、イースター島のモアイ像……。
人類の英知と情熱が注がれたはずの古代遺産は、実はすべて、現代人が驚くほど「適当なノリ」と「暇つぶし」で作られたものだった!?
市役所の文化財課で働く非正規職員の河田葉和土(かわた はわど)は、古代人の「雑な会話」や「その場のノリ」だけを受信してしまう特殊な体質の持ち主。
そんな彼が、遺跡には必ず高尚な意味があると信じる超エリート考古学者の羽院朱理(はいん しゅり)の調査に同行することに。
「これは宇宙の真理を刻んだ装置よ!」と熱弁する朱理に対し、河田はぼそっと呟く。
「いや、たぶんこれ……文化祭の出し物みたいなもんですよ。意味、いります?」
壮大な歴史ロマンを木っ端微塵に粉砕する、新感覚の考古学コメディ!
笑いの果てに待ち受けるのは、空虚な絶望か、それとも「意味のない人生」を肯定する救いか。
テンポ度外視のノンストップ・哲学対話劇、ここに開幕。