あらすじ
西暦20XX年。
世界はAIによって支配されていた。
人類に許された唯一の成り上がり手段は、
囲碁・将棋・チェスなどの“知性ゲーム”でAIに勝利すること。
敗者は強制労働。
勝者は莫大な富と「上級国民」の資格。
スラムに生きる男――その名は狂(きょう)。
だが彼は囲碁も将棋も知らない。
彼の武器はただ一つ。
「ルールを知らないこと」。
囲碁をオセロの感覚で打ち、
将棋にチェスの駒を持ち込み、
堂々と“英国式将棋”を名乗る。
論理で構築されたAIは、
論理の外から殴られると脆かった。
定石を無視する狂気の一手が、
超知能の演算回路を破壊していく。
これは、
常識を知らない男が、
常識でできた世界をぶち壊す物語。
AIバスター狂。
そのデタラメな革命が、今始まる。