あらすじ
長命のエルフ・フィリアに恋をした人間の青年ユリオは、
想いを伝えられないまま寿命で死んだ。
死の直前、彼が願ったのはただ一つ。
「もう一度、君に会いたい」
その願いは祈りではなく“呪い”となり、
ユリオは 大人の姿のまま転生する力 を得る。
ただし代償として、転生のたびに寿命は削られていく。
30年。
20年。
10年。
5年。
3年。
フィリアは覚えていない。
だが、ユリオの“変化”だけは感じ取っていく。
そして迎える最終転生。
ユリオに残された寿命は 一年。
記憶はすべて残ったまま。
フィリアへの想いも消えないまま。
それでも、彼はもう二度と生まれ変われない。
「……フィリア。
俺は、君に会うためだけに生まれ変わってきた。
でも……これが最後なんだ」
永遠を生きる彼女と、
一年しか残されていない彼。
千年と一年が交差する、
静かで痛い寿命差恋愛ファンタジー。