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街亭の戦いで大敗した劉備は、白帝城を永安と改めそこで病床に伏せっていた。 劉備に呼び出された孔明は、永安へと向かった。 主柱である劉備を失えば、蜀は瞬く間に崩壊するだろう。 そんな懸念を胸に秘めた孔明に対し、劉備は群臣たちに孔明と出会った時の話をする。 それは孔明が初めて聞く〝三顧の礼〟の話であった。
あらすじ 後漢末期、乱世の風が中原を裂き、覇者たちが覇を競い合う中―― 荊州・隆中の草廬に、静かなる青年がいた。名は諸葛亮、字を孔明。 「臥龍」と称されるその男は、地図の上に描かれぬ「人心の流れ」を読み、民の涙に応えるべき「王者の道」を探し求めていた。 父の教え、友の死、そして数度にわたる来訪者との邂逅を通じ、孔明はただの書生から「覚悟を持った軍師」へと変貌していく。 その先に現れたのは、仁を掲げる男・劉備玄徳。 ――これは、一人の青年が“志”を得て、“天下”を動かすまでの立志の物語である。 孔明、いま、龍となりて淵を出ず。