あらすじ
わたしが物心がついてから身の回りに沢山いる幽霊について、説明しなければならないことは膨大にある。幽霊というのは、彼らはまず、自分がどうして存在しているのか知らない。なぜそうしているのかも分かっていない。いわばあぶれたものとしてあちこちを彷徨っている。
男なのか女なのか分からないような人と出会い,その人は確かに世界のなかでただ一人誰のことも批判できない所に閉じ込められているみたいだった。わたしは、周りの人が同様にそうするみたいにその人が元から持ち合わせてきたと思えるような動き方なんかにただ見とれてるだけで何日も過ごしてしまっていた。
幽霊があちこち動き回り,それから神経を逆撫でするような空気を放っている間,大抵はそれが何も起きて居ないことにしてなければならなかった。わたしはそれが我慢できなかったので、思ったときに思った通りの感想をのべ、それは幽霊ばかり見えている彼にとっておかしいことに見えているみたいだった。
一方で、同じようなとき彼女が言う事はときどき取り止めがなく、それか偶然を信じているみたいに見えることもあった。