あらすじ
「貴様のような愛のない女、わが国の財務官には相応しくない!」
愛よりも帳簿の整合性を愛する事務官クロエは、無能の烙印を押され王国を追放された。だが、彼女が消えた瞬間に魔法の借金は止まり、世界から魔力が消失する。
混乱する王国を尻目に、クロエは皇帝アラリックと手を組み、蒸気機関と複式簿記で世界をハックし始めた。
「愛だの魔法だの、不確かなものは捨てなさい。これからは、私の数字が世界の理(ルール)です」
旧王国の買収、聖教会の倒産、そして……地球そのものが宇宙の賃貸物件だったという衝撃の事実。
一人の不眠症の実務官が、ペン一本で星を買い戻すまでを描く、空前絶後の経済無双ファンタジー。