あらすじ
酒井俊哉は40歳の会社員。
出世も結婚をあきらめ、仕事も生活できればと割り切り、独身生活を自分なりに納得し気軽に生きていた。
ある日、大学時代の友人から数年ぶりに俊哉に電話がかかってきた。
お互いの近況を話しながら、何時ものように酒を飲もうと日付と場所を決め電話を切った。
そして約束の日、数年ぶりに再会した友人は、年相応に老けており、なによりも寂しげな目をしていた。
酒を酌み交わしながら、会話をしていく。
酒がすすむにつれ、友人が語り出したのは彼がみた夢の話だった。
友人の夢の話を聞きながら、彼の真意を読み取れず困惑する俊哉だったが、やがて友人の語る話の世界に引き込まれていく。
一人の医者と二人の女子高生、3人の人生が交差し、物語はゆっくりと結末へ向かっていく。
物語の結末を、主人公と共に体験してもらいたい。
主人公を選ぶのは、著者ではなく、読んでいるアナタだから・・。
それは、独りの人間の物語だった。